2024年10月10日
安全・安価なハイブリッドロケットエンジンの大量生産を目指す株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(代表取締役社長:Viscor Tor、以下「MSW」)は、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(代表取締役社長:舩曵 真一郎、以下「三井住友海上」)と、MSWが手掛けるハイブリッドロケットエンジン、無溶接タンク等の事業・技術開発に関するリスクマネジメント及び保険活用を推進する包括連携協定を締結したことをお知らせします。
■連携協定の内容
・MSW事業に伴う各種リスクの評価とマネージメントに関すること
・MSW事業と技術のリスクを移転する各種保険活用に関わること
・顧客紹介をはじめとする事業機会の創出に関する業務
■連携協定の狙い
MSWは「誰もが宇宙に行ける時代を創る」をビジョンに掲げ、最も困難といわれるロケットエンジンの大量生産をきっかけとして、かつて日本が自動車産業で世界一と言われたように、つぎはロケットの大量生産で世界一を目指しています。
近年、ロケットによる人工衛星の打ち上げ需要が高まっている一方、人工衛星の打ち上げ需要に対してロケットの打ち上げ数が大幅に不足しており、打ち上げコストは依然として高額であり、打上機会も限定されています。
MSWは今回の三井住友海上との連携強化により、両社の知見を活かしたリスクマネジメントや保険活用の推進を通して、安全で安価なロケットエンジンシステムの開発・製造を加速させ、世界中のロケット開発会社にそれを大量供給することで、世界の宇宙開発・宇宙利用の発展に貢献し問題解決に挑みます。
■株式会社MJOLNIR SPACEWORKS 代表取締役社長ビスコア・トール コメント
「宇宙ビジネスの創成期から、宇宙開発の進歩と発展のため保険活用の推進に取り組まれている三井住友海上と包括連携協定契約を締結でき、大変嬉しく思います。三井住友海上の豊富なリスク管理評価及びリスクマネジメントの知見が活かされ、私たちのハイブリッドロケットエンジンの開発に共に挑み、開発体制が加速することをとても楽しみにしています。」
■三井住友海上火災保険株式会社について
三井住友海上は、2001 年 10 月に、三井海上火災保険と住友海上火災保険の合併により誕生。2008 年 4 月には、グループ全体のより高度な事業多角化を目的として、持株会社体制に移行。2010 年 4 月には、三井住友海上グループ、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険が経営統合し、「MS&ADインシュアランス グループ」が発足。 自動車、火災、傷害などの保険のほか、人工衛星打ち上げなどの際に加入する宇宙保険も手がける。
会社名:三井住友海上火災保険株式会社
代表取締役社長:舩曵 真一郎
設立:1918年10月
本社所在地:東京都千代田区神田駿河台3-9
宇宙保険特設サイト:https://www.ms-ins.com/special/space/
■ 株式会社MJOLNIR SPACEWORKSについて
会社名:株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(ミヨルニア・スペースワークス、略称:MSW)
代表者:代表取締役社長 Viscor Tor(ビスコア・トール)
設立:2020年1月21日
所在地:北海道札幌市北10条西3丁目1-1 Noblesse SAPPORO 201
資本金:142,375千円(資本準備金含む)
事業内容:航空機、宇宙機器、飛翔体及び関連機器の設計、製造、売買に関する事業