2024年11月15日
MJOLNIR SPACEWORKS (以下MSW)は、フライト試験に向けて開発中の40kN級ハイブリッドロケットエンジン※1(プロトタイプエンジン)の地上燃焼試験に成功したことをご報告いたします。
今回のプロトタイプエンジンは量産及び商用化を前提にシンプルな設計製造とし、地上燃焼試験の成功により、「低コスト」かつ「短納期」なロケットエンジンの性能を評価しました。
今後はプロトタイプエンジンを用いたフライト実証により、打ち上げ時のエンジン性能評価を行い、エンジンの製品化を目指していきます。
MSWはハイブリッドロケットエンジンや宇宙用無溶接タンク(販売中)をもとに、「ロケットの大量生産」という宇宙産業の変革を目指し更に開発を進めて参ります。
(※1): 推進剤に固体プラスチックと液体酸化剤を使用し、爆発リスクが極めて低い「安全性」の高いエンジン。
■本試験のご協力先
本試験による成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成事業である「SBIR 推進プログラム※2」の結果得られたものです。
燃焼試験場として株式会社植松電機(代表取締役 植松努、北海道赤平市共和町)の設備をお貸しいただき、北海道赤平市の地域の皆様のご協力を得ての実施となりました。
ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
(※2):「SBIR 推進プログラム」とは、多様化する社会課題の解決に貢献する研究開発型スタートアップ等の研究開発の促進及び成果の円滑な社会実装を目的として、内閣府が司令塔となって、省庁横断的に実施する「SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度(日本版SBIR制度)」の一翼を担うものです。
■燃焼試験動画
MJOLNIR SPACEWORKS
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